東浦町議会議員 こまつばら英治の時論公論

こまつばら英治の時論公論

愛知県町村議会議長セミナー

令和元年8月29日から8月30日までの1泊2日の日程で、名古屋市のKKRホテル名古屋にて「令和元年度 愛知県町村議会議長セミナー」が開催されました。

 

講師には、山梨学院大学法学部教授の江藤俊昭氏、株式会社紡の代表取締役 玉沖仁美氏、愛知県知事の大村秀章氏をお迎えしました。

愛知県町村議会議長会の倉知敏美会長のあいさつの後、江藤俊昭氏による「分権時代の地方自治」とのテーマで講演がありました。

 

愛知県町村議会議長会 倉知敏美会長

 

江藤氏は、議会改革に関して多くの文献を出版されていらっしゃいます。私も数冊読まさせていただきました。今回はサブテーマを「『住民自治の根幹』としての議会を作動させる」として、議会改革というブームに乗って行う時代から、本格的に質を高める時代へと議会改革は変化しているという内容でした。

頭では理解できるのですが、正直ハードルはかなり高いと感じました。社長が部下に命令するのとは事を異にし、議員同士の対等な立場の中で議会改革の質を高めるということは、方向性や改革意欲を全議員が同等にしなけらばならず、難しいのが現実ではないだろうか。しかし、難しいが故に、やりがい、達成感はあるだろうと思います。

 

山梨学院大学法学部 江藤俊昭教授

 

 

玉沖仁美氏は、「地方自治体の定住対策」というテーマで講演されました。

コミュニティの創造には3つの要素があり、/諭垢里弔覆りをサポートする「人」、⊃諭垢気軽に集まれる「場」、人々を継続的につなげる「仕組み」である。

ここでいうコミュニティとは、…蟒賛邑、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」、7从儚萋阿箸楼曚覆覯礎祐霆爐魎泙甓燭蕕の形で、地域の社会・経済活動に関心をもって継続的に関わる「活動人口」で構成されるコミュニティである。

そして、「人」づくりには、つながりサポーター、コミュニティデザイナーの育成が必要であり、「場」づくりには、つながりを創るための空間の形成、関係人口に着目した滞在施設の整備、小さな拠点の機能強化が必要であり、「仕組み」づくりには、つながりサポート機能の強化、シェアリングエコノミー(共有経済)の活用が必要とのことでした。

 

株式会社紡 玉沖仁美代表取締役

 

大村秀章氏は、「"Heart” of JAPAN」の講話をされました。コンセプトは、愛知県は地理的にも日本の中心に位置し、技術と伝統を誇る産業の中心地である。愛知は、いつの時代も未来を拓く中心地であり、人間にたとえれば心臓部・ハートと言える。また、ハートは愛知の「愛」でもある。

内容は掲載しませんが、講話の途中で、あいちトリエンナーレの大村氏の考え方、説明及びそこから波及する問題提起などの話がありました

 

大村秀章愛知県知事

 

 

| 議長会 | 19:40 | comments(0) | - |
知多郡町村議会議長会

令和元年8月23日、南知多町役場にて「令和元年度第3回知多郡町村議会議長会」が開催され、出席しました。

議題は、令和元年8月21日に開催された「愛知県町村議会議長会政策審議会」及び「8月議長会理事会」の結果についてでした。

「愛知県町村議会議長会政策審議会」での主な審議内容は、令和元年10月25日に開催される「愛知県町村議会議長会第71回定期総会」において愛知県に対する要望事項についてでした。

 

知多郡町村議会議長会としては、以下の議題について提出する予定です。

・一億総活躍社会の実現に向けた地方創生の更なる推進について

・分権型社会の実現について

・町村財政基盤の確立について

・地震防災対策の充実強化について

・道路整備等の促進について

・学校施設環境改善のための予算確保及び補助充実について

・河川等の整備促進について

・スクールソーシャルワーカーの補助拡充、並びに養護教諭の配置について

・太陽光発電及び風力発電における自然環境及び住環境との調和について

・介護保険制度の円滑な実施について

・公共施設の老朽化対策等に伴う地方財源の確保について

・公立保育園及び児童館の改修事業費補助について

「8月議長会理事会」での主な内容は、「平成30年度愛知県町村議会議長会一般会計決算認定について」の議案の可決についてでした。

歳入合計額1,459万6,660円、歳出合計額1,425万9,207円であり、歳入歳出差引残額33万7,453円は翌年度への繰り越しとするというものでした。

 

JUGEMテーマ:地方議会

 

 

 

 

| 議長会 | 23:21 | comments(0) | - |
「寝たきり社長」の講演

令和元年8月8日、東海市、大府市、知多市の3市の市議会議員で毎年開催している「知多北部議長会議員研修会」に、東浦町議会議長、副議長に対し、オブザーバーとしてお誘いのお声をかけていただき、参加させていただきました。

 

開催市 鈴木淳雄 東海市長

 

研修会では、ご自身を「寝たきり社長」と表現される株式会社仙拓の代表取締役社長であられます佐藤 仙務氏が「一人ひとりに新しい選択肢を」という演題で講演をされました。

 

佐藤氏は、東海市のふるさと大使でもあられます。1991年生まれの28歳です。平成3年に3人兄弟の末っ子として東海市で生まれ、寝返りをしないことから病院で検査を受け、生後10ケ月で10万人に1人の難病と言われる「脊髄性筋萎縮症」と診断されます。この病は、全身の筋肉がどんどん痩せていってしまう難病で、ALSという難病に近く、どんどん自分の体を動かせなくなる難病です。そして、余命は、5〜10歳と医師から宣告を受けます。

 

19歳のときに合同会社仙拓(現在の株式会社仙拓)を設立します。会社の業務は、Webサイトの制作会社です。佐藤氏は、動かすことが可能な顔と親指(1僂曚匹靴動かせず)を使い、ご自宅でパソコンに向かって入力作業をしています。従業員もいますが、独自にデジタルツールを駆使し、バリアフリーを自ら作り出し、業務の裾野を拡げていらっしゃいます。

 

 

佐藤氏は、余命5〜10歳と医師から宣告を受けるも、10歳以降も生き続けていることは、医療が進歩している「この時代に生まれたから、人生の延長戦を生きている」と言われました。

 

また、会社を設立した理由は、「僕には働く場所がなかった… だから会社を立ち上げようと思った」とおっしゃいました。

 

障がい者が働けない理由として、以下のことを言われました。

・障がい者にはできないだろう、という固定観念

・職場がバリアフリー設備に対応していない

障がい者への法制度が十分でない

・軽作業かつ単純作業が多い

 

今回、研修を受講する者が地方議員ということもあって、障がい者への法整備の不十分さを強く訴えられました。

具体的には、重度訪問介護サービスには、大きな弱点があるということでした。

 

重度訪問介護とは、外出時や移動中も含め、日常生活全般にわたる介護を総合的に提供するもので、常に介護を必要とする障がい者の方でも、住み慣れた地域で在宅生活を継続できるよう支援するものです。

長時間の利用を想定した制度であり、8時間勤務のヘルパー3人で1日(24時間)をカバーできる制度設計になっています。

 

この重度訪問介護サービスには、大きな弱点があるとのことでした。それは、経済活動中(仕事中)に、重度訪問介護は利用できないことであり、つまりヘルパーを利用できないということであります。

 

なぜ経済活動中にヘルパーを利用できないのか、厚生労働省に問い合わせたところ、その理由は、

・障がい者が公費で所得を上げることがNG→ヘルパーに仕事をさせるかもしれない

・経済活動の細かい判断は各市町村に任せてある

・生活及び余暇支援にご活用ください

とのことであったと説明されました。

 

これは、「重度障がい者は、生活や余暇を楽しめばよく、仕事はするなということではないか」とおっしゃっていました。

 

佐藤氏とお母さま

 

障がい者も、納税者として税金を収めることが可能である。

障がいは不便。できれば、無いほうがいい。

でも、障がい者が人生を歩む上で、もっと選択肢が多ければ…

障がい者は、いつか、障がい者でなくなる とおっしゃいました。

 

今回の研修では、多くの議員が佐藤氏から具体的に重度訪問介護サービスの大きな弱点を示されました。この講演を拝聴し、議員だからこそできることは何でしょうか。佐藤氏から議員に対して、宿題を課されたようにも感じました。

 

 

| 議長会 | 19:37 | comments(0) | - |
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