東浦町議会議員 こまつばら英治の時論公論

こまつばら英治の時論公論

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景観条例廃止再議の町長臨時会開会のあいさつ

令和元年12月26日に開催されました東浦町議会臨時会で、12月議会において可決されました「東浦町景観条例を廃止する条例」を町長が再議に付したことにより、再度審議をしました。その結果、廃止に賛成の議員が3分の2に達しなかったことから、「東浦町景観条例を廃止する条例」は否決となり、現行の「東浦町景観条例」が継続することになりました。

 

臨時会において、町長の開会でのあいさつを以下に紹介します。

 

「景観条例の廃止」の提案理由とされている「必要性が低いと判断した」については、依然として明確な説明がなされていません。住民参加のワークショップから時間をかけて景観計画をつくり、パブリックコメント手続きを踏むなど丁寧につくり上げた景観条例を、当時条例を可決した議員が、パブリックコメント等で住民の意思を広く聴く事もせず、また十分に検討がされていないなかで、このような議案によって制定からわずか3年で廃止する理由が不明です。「必要性が低いと判断した」説明として審議の過程で示された「行為の制限のある景観条例とは知らなかった」は景観計画と景観条例を見れば明らかなことであり、また「行き過ぎた行政の指導がある」は条例の中身とは関係のない執行についての議論であり、これを理由に条例を廃止することはできないと考えます。さらには、行き過ぎた行政指導や命令が行われた事実は示されていません。景観条例の執行について行政に対して意見があるならば、条例の廃止ではなく一般質問などで行政の姿勢を質すべきですが、そういった過程を経ることなしにいきなり条例の廃止を提案するのはあまりにも唐突です。

 

また、条例を廃止する効果が全く思慮されていません。景観条例の中には小規模行為の除外規定が含まれており、条例を廃止すると景観法による届出義務の対象が大幅に増え、住民、事業者、行政の負担が増大するなど、混乱を招くことになります。

 

加えて、まちの個性として東浦町の地形や生活の中で形作られてきた景観を守り育てていくことが、住民の誇り、居心地の良さ、住み甲斐につながり、ひいてはまちの価値を高めていくものと考えており、条例は、それを達成する役割を担っているため必要です。景観条例で景観計画に実効性を持たせ、大規模行為を届出制として緩やかに協議をしていく仕組みによって、景観まちづくりは時間をかけながら進めていくことが可能になります。これがあるおかげで太陽光発電施設の設置事業者とも周囲の植栽などの相談をすることができるようになりました。

 

以上のことからも、景観条例の必要性が低いとは到底考えられません。

 

しかしながら、私たち行政の景観まちづくりの進め方や説明方法が、住民の皆様や地権者等関係者の方々に不安を抱かせてしまったことなどについては、見直しを図るなど、これまで以上に皆様方に対し丁寧な説明に努めるとともに、ご意見に耳を傾け、合意形成を確かめながら、慎重に景観まちづくりを進めていきたいと考えています。

 

 

| 臨時会 | 22:06 | comments(0) | - |









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