東浦町議会議員 こまつばら英治の時論公論

こまつばら英治の時論公論

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平等原則〜「平等」の観念
近代憲法原理としての平等の観念は、国家はすべての人を平等に扱わなければならないという規範的要請を内容とする。
・自由と並んで近代市民革命の旗印であった
・生まれによって人を差別する封建的な身分制を否定するものである
・人は皆その価値において等しい存在であるという思想に立脚する
・人は皆同じだから平等なのではなく、人それぞれ違う個性をもっているから、その異なる価値を等しく尊重することが平等の前提である
・国家は、人を区別して、ある人を有利に、あるいは不利に扱ってはならないというのが、憲法原理としての平等の意味である

憲法上の平等原理は、本来は「形式的平等」を意味していたが、現代では「実質的平等」の観念をも反映していると捉えるべきである。
・近代憲法原理としての平等は、法的取扱いの均一化という形式的平等を意味し、現実の不平等状態の是正(実質的平等)は射程に入っていなかった
・近代国家では、国家の役割は個人の自由な活動を保障することにあり、その結果に違いが出ることには国家の関与するところではない(自己責任、自助)
・その後の社会の発展は、結果の不平等の一層の拡大と、それを自己責任として放置することの不合理さを認識させることとなった
・国家に対して、現実に存在する社会的・経済的な不平等を是正して、実質的な平等を実現することが求められるようになった
・憲法における平等の観念が、国家による実質的な平等を実質的に確保するということである
・機会の平等を実質的に保障するために、歴史的に差別されてきたことへの克服のための特別な積極的な差別是正措置がとられることがある

憲法の要請する平等は絶対的平等ではなく、差異に応じて等しく扱うという相対的平等である。
・事実状態の差異を無視して法律上均一に扱うことは、かえって不合理を生むことになる
・異なった扱いをすることに合理的な理由があれば、それは憲法上是認される
・問題は、何が合理的な区別であり、何が不合理な差別であるのかということである

 
| 憲法 | 09:40 | comments(0) | - |









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